ハードオフお買物日記(2008年1月27日)
DIATONE DS-35BMKII 前編(コンデンサ交換編)


DIATONE DS-35BMKII (1978年発売 55,000円/1本) 
2008年1月27日(日)ハードオフ新発田店で購入 6,300円(ジャンク品)

 
新発田店のジャンクコーナーの棚に押し込まれていたこのスピーカー、
ツイーター中央部分の小さな保護ネットと、アッテネーター部分の止めネジの頭に
サビが見られる以外はかなり良好なコンディションであった。
ただ経年変化によるものか、コーン紙が色褪せしているようにも感じられ、
エンクロージャーがこげ茶色ということもあって古びた印象を受けてしまう。
この機種はネット上でも結構評判の良い機種であるが、外観で損をしていると思う。

サランネットは毛玉だらけで1センチ程の穴も数個開いていたが、
ハサミを使って毛玉を丹念に取り除き、取り除いた毛玉にボンドを付けて、
穴の開いた部分に少しずつ貼り付けていくことで遠目には殆ど分からなくなった。


DS-35BMKIIの定格

スピーカー方式  3ウェイ・密閉方式
使用スピーカー  低域   30cmコーン型
           中域   10cmコーン型
           高域   3cmド−ム型
公称インピーダンス 6Ω
再生周波数帯域 35〜20000Hz
最大入力 80W
出力音圧レベル 90dB/W
クロスオーバー周波数 600Hz  5000Hz
外形寸法 幅365×高さ655×奥行331mm
重量 21kg


動作確認

各ユニットともに問題なく音は出ているようだ。
ネット上の評価では高音の出は悪いものの、全体のバランスは良くお勧め機種であったが、
締りのない低音、抜けの悪い中高音、全体的にこもった感じで、いかにも古臭い感じの音だった。
恐らく長年使われていなかったことによってコーン紙などの稼動部分の動きが悪くなっていることや、
内部の電子部品の性能低下などが影響しているのだろう。

2〜3時間鳴らし続けていると徐々に高音域の抜けが良くなって来て、ボーカルも前へ出るようになってきたが、
どうせならネットワークのコンデンサの交換にチャレンジしてみようと思って分解してみることにした。



背面のプレート部分全景

スピーカー端子はワンタッチ式、太いケーブルの使用は難しいようだ。
背面プレート固定用の6本のネジを取り外して手前に引っ張るとネットワーク基板が顔を出す。


ネットワーク基板

コンデンサの数の多さに驚くと同時に、フイルムコンデンサが多用されているのにも驚かされた。


使用されていたコンデンサ内訳

ELNA 両極性電解コンデンサ 50V 68μF  1本
       〃            50V 15μF 1本
ブランド不明フイルムコンデンサ 2.2μF 2本
       〃             1.5μF 1本
       〃             0.68μF 1本
       〃             1.0μF 1本
       〃             0.47μF 2本



コンデンサをオーディオ用に交換

これはコンデンサ交換後の写真、今回は安価なBENNIC製のコンデンサを使用した。


交換後のコンデンサ内訳

BENNIC 電解BP 100VDC 68μF  1本 798円
       〃          15μF  1本 347円
BENNIC XPP160/250V 2.2μF 2本 180円X2
       〃         1.5μF 1本 150円
       〃         0.68μF 1本 120円
       〃         1.0μF 1本 130円
       〃         0.47μF 2本 110円X2

合計で2125円、左右合わせて4250円の出費となった。
最初はSOLENとかDaytonあたりを使おうと思っていたのだが安価なBENNICで妥協した。


コンデンサ交換後の音出し確認

早速音出しをしてみたところ、私の耳のような糞耳でも分かるほどに音質は激変した。
中音域の抜けが良くなり高音域の繊細度も増加して明るい音になったのだ。
しかしその分低音域の出が悪くなって、明るいけれども薄っぺらな無機質な音になってしまった。


数日後

1日4〜5時間程度、小音量で数日間エージングを行なったところ徐々に高音域も落ち着いてきて、
それに伴って低音域も良く出るようになってきた。
言うなればコンデンサ交換前の音に近づきつつも、中高音域の抜けの良さが保たれた状態といった感じ。
ボーカルにも艶と立体感が感じられるようになってきた。コンデンサ交換の効果であろうか。
BEATLESのような曲を聴くにはこの当時のDIATONEのように中高音域に張りがある製品が似合うようだ。
もちろん欲を言えばきりがないが、安価に入手できるジャンクオーディオとしては、
この手の機種は結構お勧めなのではないだろうかと感じる管理人であった。

次回はスピーカー端子の交換編をお送り致します。

HOME

2008年2月19日
安良町交通博物館 管理人:安良町経由村上行き

Copyright(C)2008 "Aramachi Transport Museum". All Rights Reserved.